心斎橋最新ニュース
2008年08月05日
調査結果を見て
株式会社三菱総合研究所が発表した「大阪圏における鉄道沿線住民の外出行動調査」(結果概要 2008年7月9日)によると、なんば・心斎橋を最も利用するエリアと答えたのは近鉄・南海・JR阪和線の利用者が多数を占め、阪急・阪神・JR東海道線沿線の住民は非常に少ない。ただ来年3月20日には阪神がなんばに乗り入れる(参考画像)ので沿線住民の利用率は4.4%から今後は格段に上昇するものと思われる。以下の調査結果を見ればその予測も充分説明がつく。
なんば・心斎橋エリアを利用する理由として、「自宅から行きやすい」という理由を挙げた人は13.7%(梅田エリア22.0%)「通勤・通学の際に立ち寄りやすい」という理由では10.0%(同16.7%)と決して利便性がいいとは言えないにもかかわらず、「店やその種類が多い」という理由の次に「気に入っている店がある」(22.2%に対し梅田19.2%)と内容において支持を得ているようだ。「他のエリアには無い店・商品がある」「先進的・流行が感じられる」という理由も梅田エリアとくらべ高いポイントを示している。
「店舗の集積と魅力が吸引力となり、利用する理由としてアクセス性をあげる割合が他エリアより低い傾向にあるにもかかわらず、わざわざ訪れている人が多いことがうかがえる。」
と三菱総合研究所は評価している。
ただ「おしゃれ感、高級感」というイメージでは圧倒的に梅田エリアが高いポイントを得ているが、逆に「庶民的で親しみやすい」という点では梅田エリアより上回っている。
今後梅田北ヤード開発・三越伊勢丹開業、阪急百貨店建替え、阪神・梅田大丸リニューアルと梅田エリアは大規模商業開発が続くが、心斎橋の或るファッションビルの関係者は「心斎橋地区の個性には太刀打ちできないという位に際立たせる事が今後の対梅田エリア対策であろう。」と語っている。
我々の仕事においても「わざわざ足を向けたくなる街」という長所を伸ばし続ける視点が求められていると思う。同じく出店者側も単に消費人口が多いという理由だけでなく、その動向も考慮した店づくりをすべきであると改めて考えるのである。
I.H
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